国運の衰退
フェイスブックのカフカ
王によって処刑された最後の歴史家は王に告げた:「時が全てを覆い隠すでしょう」しかし王は耳を貸さなかった。そして実際、それは成功した。大きな戦争や征服はもはやなく、王国は実際より幸せになったが、徐々に巨大な建築事業も文学も途絶えていった
著者:未来のK.
自撮りの決まり文句としてのカフカ (出典)
カフカはフェイスブックに投稿を書いていた。友達がいなかったわけではない。マックス・ブロート[カフカの親友で遺作の出版者]はいつも彼の投稿をシェアし、その一部は「いいね」も獲得した。しかし彼はそれらを燃やす必要すらなかった。それらは自然と過去の中で消え去り、意識から忘れ去られ、消し去られた。最後に彼はそれについて物語を書いた。未来の栄光のための、あるいは過去の復讐からの戦争を防ぐために歴史を書くことが禁じられた王国についての何かを。そして王によって処刑された最後の歴史家は王に告げた:「時が全てを覆い隠すでしょう」しかし王は耳を貸さなかった。

そして実際、それは成功した。大きな戦争や征服はもはやなく、王国は実際より幸せになったが、徐々に巨大な建築事業も文学も途絶えていった。その神話は一神教よりも単純で抽象的になり、現在が過去と未来を支配した。神殿は崩壊し、神々の像は性的玩具となり、中心にある宮殿は忘れ去られ、首都も忘れ去られ、忘れ去られた王は誰でもない者として彷徨い、誰もが自分こそが王かもしれないと思った。自分があまりにも誰でもない者となり、自分自身がそれを知らないほどに。

最後の老人たちは子供たちに物語を語ろうとしたが、子供たちは砂遊びを好んだ。確かに砂の城こそが物語で語られた城のように見え、死にゆく老人たちは忘れられないように古い物語を砂に書こうとしたが、彼ら自身があまりの砂のために、まぶたのために何も見えなくなっていた。未来の世代は砂漠の世代だ…(そんな感じだったと思う、正確には覚えていない)。マックス・ブロートから「いいね」をもらった。最終的に、彼の物語は徐々に短くなり、ステータス投稿となり、それらはより成功を収めた。一匹のゴキブリが眠りから目覚めると、人間に変わっていた。彼は意外とうまくやっていた。
文化と文学